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LINE
藤本です。
今日は十三にある第七藝術劇場にドキュメンタリー映画を見に行きました。

その作品とは
小谷忠典監督「LINE」

すべてはひとつの「 線 (ライン) 」となって繋がっていく』

波打つ水の波紋。自転車で走っていく後ろ姿。大阪・大正区。
ここは沖縄からの移住者が多く住む街だ。
足の踏み場もないくらい散らかった部屋で父と暮らす監督・小谷忠典の日常とその目に映ったものが綴られていく。
酒に溺れる父と、血のつながりのない恋人の子どもとの日々の暮らしの中に、言葉にならない苛立ちが積み重なる。
あいまいな苛立ちを抱えたまま小谷が向った先は、自らが住む街と深く結ばれる沖縄。
そこで目にしたコザの娼婦たちの顔、体そして裸体。誰も見ることのない、
彼女たちの体に刻まれた「傷と言葉」が一本の 線 (ライン) となって、小谷と沖縄を繋いでいく。
その線が向かう先はどこなのか? 血と地を超えた「LINE」が親と子のきずなを紡いでいく。


小谷監督は僕が学生時代一年だけ教えてもらっていました。
今回、上映後に舞台挨拶をされるということで、かなり久々に小谷監督とお会いすることができました。そして上映会後も打ち上げに誘ってもらって、いろいろ話さしてもらいました。
とてもおもしろくて優しいお方です。

「LINE」を見るのは実は2回目で最初は学生の時に見ました。
まだその頃は10代でしたね。笑

初めて見た時は衝撃でした。
あの時の上映後の気持ち、感じは今でもはっきり覚えています。

2回目は本当に違う作品のように感じとれるものが違うかったことに驚きます。
自分の家族と照らし合わしたり、小谷監督の心情を考えたり、劇中は常に心の変化・感情が入り交じっていた気がします。

そして意図と現実感とが絶妙なんです。
現実の生々しい部分と、小谷監督がもがいて生きている、作品を作っている様子がすごく強烈に心を揺さぶられます。

絶対目にしてほしい!!
今までに見たことないドキュメンタリーだと思います。

映画は自分自身を変え、強くするものだとあらためて思わしてくれる作品でした。

同じ日に上映のある「アヒルの子」もぜひ!
僕は今日はこの作品は見れなかったんですが、期間中に見に行こうと思っています。



第七藝術劇場
 10月16日(土)〜29日(金)、2週間限定公開


LINE
 ・16日(土)〜22日(金):19:50〜
 ・23日(土)〜29日(金):20:30〜
 
 一般1,200円/専門・大学生1,200円/中・高・シニア1,000円


アヒルの子
 ・16日(土)〜22日(金):18:40〜
 ・23日(土)〜29日(金):18:00〜/21:00〜

 一般1,500円/専門・大学生1,300円/中・高・シニア1,000
by endleapss | 2010-10-18 03:24
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